パーツを斬る! CPU編

  今、BTOパソコンを買うならデュアルコア or クアッドコア?

パソコンのCPUには必ずコア(処理を行う中核部)があります。このコアを一つ持つものをシングルコア、二つ持つものをデュアルコア、三つ持つものをトリプルコア、そして四つ持つものをクアッドコアと呼んでいます。


この中で現在主力とされているのがデュアルコアとクアッドコアです。みなさんもよくパソコン関連の雑誌やホームページなどで目にされ、パソコンについてそれ程詳しくないという方でも「あ!それ見たことある」と思われたはずです。


名前は知っていても「それじゃー、パソコン買う時どっちのCPUにすればいいの?」、「どっちの方が性能のいいCPUなの?」、「どっちのCPUを搭載したパソコンが安いの?」などなど、まだまだ疑問に思う点がありますよねー。


そこで、今回はこの辺をの疑問をサックリと斬ってみたいと思います。


  オススメはクアッドコア

まず、結論から言いますと、ハマーが今パソコンを買うなら迷わずクアッドコアです!!
この結論はデスクトップパソコンに限った話です。ノートパソコンではクアッドコア搭載機がまだまだ高価で、実際手が出ませんからねー。(苦笑)


じゃー、なぜデュアルコアではなくクアッドコアなのか。


それは、今後動画を扱う事が多くなるであろうと予測しているからです。ただし、動画を扱うというのはただ単純に動画を視聴するのではありません。動画の編集を行うということなのです。


動画の編集には動画エンコード(ファイル形式の変換や圧縮)が必須になります。そして、一般に動画エンコードにはクアッドコアが有利とされています。


動画エンコードのアプリケーションがマルチスレッド(スレッドとはアプリケーションでのプログラムの実行単位)への対応が進んでおります。マルチスレッド対応だとコア数が多いほどより多くのスレッドを同時に(並列に)処理できます。そのためコア数が二つのデュアルコアよりも四つのクアッドコアが有利なのです。


例えば、インターネットの投稿動画サイトの気に入った動画をダウンロードして、携帯電話や携帯音楽プレーヤーなどに保存し通勤、通学時に視聴する方が多くなっていると聞きます。


ダウンロードした動画はエンコードしなければ携帯電話や携帯音楽プレーヤーで視聴することはできません。ここで動画エンコードが必要になります。


デュアルコアでも動画エンコードは出来ます。しかし、クアッドコアの方がより速くエンコード出来るのです。


動画エンコードが速いということは、同じ時間内であればクアッドコアの方がより多くの動画をエンコードできるということになります。違った言い方をすれば、同じ数の動画をエンコードするのであればクアッドコアの方が速く作業を終わらせることができるといことになります。つまり、時間のムダを少なくできるということになるのです。


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2009.6.6





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