パーツを斬る! メモリー編

  メモリー容量はどれだけあればいいのか?

みなさんは「メモリーは多ければ多いほどいいのか?」という疑問はありませんか。「メモリーが多ければパソコンは高速に動作し、ストレスなく使えるんじゃないか」と考えられる方も多いかと思われます。


実はそうでもないのです。


メモリーの容量別によるパソコンの起動時間を計測したテスト結果を見ると、OSがWindows Vista Ultimate SP1の場合1GBと2GBでは約5秒ほど2GBの方が速く起動完了します。


しかし、2GBと4GBでは4GBの方が2秒ほど遅いという結果になっています。これはパソコンを起動した時にパソコンは自分でメモリーの状態を一度チェックします。メモリー容量が多いとこのメモリーチェックに時間がかかるからではないかという理由でした。


また、アプリケーション利用してのテスト結果では3GBまでならある程度高速化は計れていますが4GBで劇的に変化するものではありませんでした。


Windows Vistaの場合1GBから2GBに増やすと速くなったと体感できますが3GB以上にしても差ほど変わらないと思われます。ただし、実際に使うアプリケーションによりメモリー使用量は異なるので一概に全てというわけではありません。


一般によくいわれることですが、Winows Vistaの場合は2GB、Windows XPの場合は1GBあれば快適に使えるとされています。この容量を目安として、これ以下でなければ通常使用に問題ないものと思われます。


後は、自分の使うアプリケーションの仕様などを確認して増やすかどうかを判断するのがベストではないでしょうか。


  必要以上のメモリーはムダ?

ここまでメモリーの容量についてまとめてきましたが、もう一点忘れてはならないことがあります。


それはOSによるメモリー制限です。


OSはエディションにより扱えるメモリーの最大値が決まっています。
例えばWindows VistaやWindows XPの32bit版は全て約3GBまでしかサポートされていません。しかし、64bit版では代表的なところでWindows Visat Home Premiumで16GBまで、Windows Vista Ultimateでは128GBまでサポートされています。


つまりOSによってはいくら多くメモリーを搭載してもムダになってしまということです。


最近では4GBメモリー搭載機も珍しくありません。しかし、OSが32bit版であれば約0.5〜1GBはムダであるということになります。もったいないですよねー。


次のページではこのムダになってしまったメモリーを上手に活用する方法を紹介します。



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2009.6.13





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