基礎知識を養うBTOパソコンでパーツの構成を選択する際に、各パーツがどの様な 役割をパソコン内でしているのかを知っておくとより自分の使用目的 に合った構成を作り出しやすくなります。また、価格も必要以上に高くなりにくくなります。 ここではパソコンの主なパーツについて説明します。もう少しお付き合い願いします。 OS(オペレーションシステム)パソコンの動作を管理する最重要ソフトウェアーです。OSがなければパソコンは実際に動きません。役割としては、パソコンを含む全ての接続されているハードウェアーとインストールされているソフトウェアーの管理です。この機能にインターネット閲覧用のブラウザー機能やメール管理機能、動画DVD再生・編集用のマルチメディア機能、あとセキュリティー機能などが統合されています。 BTOパソコンのOSは主にWindows Vista(ウィンドウズ ビスタ)が使われているのでWindows Vistaの種類(エディション)の違いに
ついて表にします。
CPUパソコンの頭脳と呼ばれているパーツで、プログラムやデータの 処理をしています。CPUの能力を決める要素として動作周波数が あります。一般的に動作周波数が大きい程処理速度が速く、単価も高くなります。 (例1) 1GHz←-----周波数-----→2GHz (単位はギガヘルツ) 遅い←-----処理速度-----→速い 安い←-----CPU単価-----→高い もう一つCPUの能力を決める要素としてコア(頭脳)数があります。一人で仕事するよりは二人、二人よりも三人という感じでコア数が多い程処理速度が速くなります。しかし、CPU単価も高くなります。 (例2) シングル(1)コア←-----コア数------→デュアル(2)コア 遅い←----処理速度-----→速い 安い←----CPU単価-----→高い (例1)と(例2)を組み合わせてCPUの大まかな能力は決まります。BTOパソコンに主に使われているCPUのモデルを表にしました。
メモリーCPUがデータを処理する時に一時的にデータを保存しておくパーツで、CPUの作業領域とも言われています。メモリーの容量が多ければCPUの作業も快適に行えます。先ほど紹介したWindows
Vistaでは、最低512MB(メガバイト)とされていますが、実際に使う上では1GB(ギガバイト)以上なければ快適な動作は得られません。。最近はメモリーの単価が下がっていますので予算内でできるだけ多めに設定した方が良いです。(OSが32bit版の場合は約3.5GBまでしか認識しませんので注意してください。) HDD(ハードディスクドライブ)OSや各アプリケーション、データなどを保存しておくパーツで、数字が大きいほど容量も大きくなります。 光学式ドライブ(記録型ドライブ)CDやDVDにパソコン内のデータを書き込んだり、逆にCDやDVDからデータをパソコンに読み込んだりする装置です。光学ドライブは主にDVDスーパーマルチドライブとDVDコンボドライブがあり、両者の違いはDVDに書き込み出来るか出来ないかです。出来るのがDVDスーパーマルチドライブで出来ないのがDVDコンボドライブだと覚えてください。 グラフィックボード(グラフィックチップ)モニター(ディスプレイ)に画像を表示させる装置で、グラフィックチップがパソコンのマザーボード(主要基盤)上のチップセットに内蔵されているかいないかで画像処理能力が違ってきます。内蔵されているものは画像処理能力が低く主に低価格帯のパソコンを中心にに使われています。逆にグラフィックチップが別基盤になっていているグラフィクボードが組み込まれているパソコンは画像処理能力が高く3Dゲーム用など高価格帯のパソコンに使われています。尚、中価格帯は両方混在します。 以上長々と説明してきましたが今回挙げた項目は必要最低限とお考えください。お付き合いありがとうございます。 |
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